城崎文芸館 第1回企画展/万城目学と城崎温泉
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小説家 志賀直哉が湯治のため城崎温泉を初めて訪れたのが1913年。滞在中の出来事を書いた『城の崎にて』1917年発刊)は、志賀作品を代表する短編として今なお多くの人に読み継がれています。また、白樺派を中心に多くの文人墨客が訪れたことから、いつしか城崎温泉は「歴史と文学といで湯の街」として知られるようになりました。

城崎温泉街の真ん中に建ち、城崎温泉ゆかりの作家に関する展示を行う豊岡市立城崎文芸館は1996年に開館しました。オープンから20周年を迎えた2016年秋には展示内容を大幅にリニューアル。城崎を訪ねる旅人や地元の方に、より深く愉しく文学に親しんでもらえる施設へと生まれ変わりました。

常設展

常設展では、志賀直哉や彼と共に近代文学を担った白樺派の作家たちがどのように城崎の町や人と関わったのかを本や書簡を通じて紹介します。また、 富岡鉄斎の『中孝之図』や桂小五郎の書など、城崎ゆかりの文人たちにまつわる所蔵作品も多数展示しています。

常設展

企画展

城崎文芸館では1年に2度のペースで企画展を開催しています。これは過去の書き手たちを紹介するだけでなく、城崎と本に関する現在進行形を知ってもらう試みです。

第1回目の企画展では、城崎の出版NPO「本と温泉」にて『城崎裁判』を書き下ろした小説家 万城目学を紹介する「万城目学と城崎温泉」展を開催。城崎における万城目の足取りをたどりながら、作家としての来歴も振り返ります。

第2回企画展は、2017年9月より開催。城崎へかえる』を出版した、湊かなえさんの企画展を開催します。

万城目学
万城目学
湊かなえ
湊かなえ

城崎温泉の記憶

1400年前のコウノトリ伝説を始め、湯治の湯として歴史を積み重ねてきた城崎温泉。入浴券の変遷や北但大震災からの復興など、様々な資料を通してその歩みを紹介します。《入場無料》

城崎温泉の記憶

SHOP & SALON KINOBUN

1階には、SHOP & SALON KINOBUN」を併設。城崎ゆかりの書き手にまつわる本やオリジナルの商品を販売。また、館内や文芸館前足湯でゆったりしてもらえるよう地元産ドリンクの提供も行っております。

SHOP & SALON KINOBUN

手・足湯

手・足湯

城崎文芸館の入り口横には、手・足湯をご用意。開館中、どなたでも自由にお楽しみいただけます。

平凡な日常生活の中にファンタジー要素を織り込み、独自の世界を構築する小説家、万城目学の本邦初となる企画展を、1996年の開館から20周年を迎え、リニューアル・オープンを果たした城崎文芸館で開催いたします。

2006年に出版された『鴨川ホルモー』でのデビュー以来、万城目学は大阪・京都・奈良・滋賀と、関西の地場を巧みに小説に取り込んできました。そして2014年、実際に城崎に滞在し、ここ城崎温泉を舞台とする『城崎裁判』を書き下ろしました。本企画展では、万城目学の作家としての来歴を振り返りつつ、1つの作品世界を構築するまでの創作の道のりをたどっていきます。

万城目学

万城目学(まきめまなぶ)

小説家。1976年大阪府生まれ。2006年に『鴨川ホルモー』でデビュー。代表作に『鹿男あをによし』プリンセス・トヨトミ』とっぴんぱらりの風太郎』城崎裁判』バベル九朔』

1.万城目学、城崎への道のり

デビュー作の『鴨川ホルモー』で京都を書いてから、どのように関西圏を巡り城崎へと至ったのか。万城目学の作家としての来歴を振り返りつつ、作品同士が持つ密かな繋がりも紹介します。

1.万城目学、城崎への道のり

2.万城目学の『城崎裁判』

城崎裁判』は、小説家が「城の崎にて」の作中で投石によってイモリを死なせた罪と、創作の源泉を巡る温泉奇譚。主人公が歩いた道のりを再現した地図や、作中から抜き出した言葉を立体化し展示します。

2.万城目学の『城崎裁判』

3.万城目学、城崎にて

2013年の冬と2014年の初夏、2回に渡って城崎温泉に足を運んだ万城目学。そこで訪れた店やゆかりの場所を、彼自身が撮った写真と一緒に振り返っていきます。

3.万城目学、城崎にて

4.万城目学、
書き方について少し語る

創作に欠かせない黒い画面の執筆ソフトから、愛しのアーセナルグッズまで。万城目学の仕事現場を本邦初公開。彼の作品を支える「小道具」を紹介します。

4.万城目学、書き方について少し語る
城崎文芸館 第2回企画展/湊かなえの境界線(仮)